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第1回 日本が誇る伝統産業展『輪島塗』

第1回 日本が誇る伝統産業展『輪島塗』
日本の伝統工芸

輪島塗 -見たことのない輪島塗、お見せします。-

実際に作品を手掛けた輪島塗職人を招き、製品の展示・即売を行います。
会期中には詳しい説明をひとつひとつ、直接職人からお聞きいただくことができます。
美しい輪島塗に直接触れながら、職人と直接言葉を交わせるまたとないチャンスです。
ぜひこの機会に香源店舗へ足をお運びいただけたらと存じます。

イベント開催店舗

名古屋本店 2F

香源 名古屋本店
【期間】
2020年2月15日(土)・16日(日)

〒453-0042
名古屋市中村区大秋町4-47
TEL.052-486-1888
店舗詳細・アクセス方法はこちら

銀座本店 2F

香源 銀座本店
【期間】
2020年2月20日(木)〜24日(月・祝)

〒104-0061
東京都中央区銀座4丁目14-15
TEL.03-6853-8811
店舗詳細・アクセス方法はこちら

輪島塗の特徴

石川県の伝統工芸『輪島塗(わじまぬり)』は石川県輪島市で生産されている漆器ということは広く知られています。
ただ、輪島市で作られている漆器がすべて輪島塗なのかというと、そうではありません。
3つの特徴すべてを満たすものが本当の『輪島塗』なのです。

日本一の製造工程数『124』

日本の工芸の中では最も多い工程数をかけるのがこの輪島塗です。 なぜ「124」もの工程を経て仕上げることになったのか、諸説ありますが現在も謎のままとなっています。輪島塗の塗り工程は大きく3つに分けることができ
・下地塗り(土台) ・中塗り ・上塗り
この大分類の中でそれぞれ36の塗り工程に分かれます。

蒸し焼きした珪藻土を混ぜこんだ漆を下地塗りに

輪島塗といえば固くて丈夫というイメージが知られています。その丈夫さの秘密は下地にあります。蒸し焼きした珪藻土と混ぜ込んだ漆が使用されているのです。土だけを塗っても強いのですが、蒸し焼きによって細かな穴が空いた珪藻土に漆が入ってよくからみあい、土よりも硬化させることができます。
「下地に珪藻土が入っていないと輪島塗とは言えない」と職人さんが語っていましたが、近頃では124工程を経ていなくても珪藻土を入れた漆を下地に使っていることで『輪島塗』と謳っているものも多く出回っている現状があるそうです。

下地塗り前の布着せ工程

もう一つの丈夫さの秘密は『布着せ』。お椀の縁や茶托の縁など、寒冷紗という麻布をかぶせているのです。破損しやすい部分には必ず張り付け、とても強度のあるものに仕上がります。
そして落としたり、ぶつけたりしても卵のひび割れのような割れができないよう 漆を何層も何層も塗って仕上げます。

玉虫羽を使用した輪島塗

輪島塗は美しく丈夫な工芸品として、昔から茶道具(茶筒や棗)や香道具、香合などあらゆる技巧をこらした調度品が作られてきました。その頃の時代と比べると調度品の需要も少なくなり、一流の物を作る職人・工房も減ってきています。

これまでにない『玉虫羽を使った輪島塗』の誕生秘話

玉虫の羽が使われた品として、歴史上大変有名な工芸品が今も現存しています。法隆寺所蔵の玉虫厨子です。
聖徳太子を祀るための玉虫厨子になぜ玉虫の羽が使われたのか?
玉虫の羽は1000年以上もち、朽ち木から生まれてくるところなど「蘇りの虫」と云われています。聖徳太子を蘇らせたいという気持ちからなのか…また他にもこのような話があります。
韓国で発見された馬具で、玉虫厨子ができるよりも前、2000年前に作られたものに玉虫の羽が使われていたとのこと。昔、韓国の王国から話を聞いて、厨子に玉虫が使われたのではないかという説などもあるようです。

玉虫厨子イメージ

今回展示の『玉虫羽を使った輪島塗』は、国内で昆虫博物館を作ろうとしていた方が「日本文化に貢献したい、羽を使って何か作れないか」と輪島塗の職人に提供していただいたことから始まり、作り出されたものです。 玉虫の羽は大変貴重で繊細なもの。それをいかに美しく、きれいに見せるか。そして輪島塗にどのように活かすのか。「何年かけてでも編み出してくれ」と提供者に激励されながら、職人が検証に検証を重ねたといいます。
そして、美しく見えるサイズ・美しい色を見せるための選別など門外不出の技術を生み出し、玉虫と輪島塗の融合が実現したのです。

玉虫であることの利点

玉虫羽標本

玉虫を使用した作品を生み出すにあたり、色々な発見があったといいます。
太陽光があたった時の発色の美しさ、カナブンやコガネムシでは再現できない羽の丈夫さ。丈夫なところは輪島塗と似ているかもしれません。
でもそんな輪島塗にも弱点があります。『紫外線』と『熱』です。漆の黒く美しい艶も直射日光にさらされると白っぽくなり艶が失われていきます。ところが、玉虫の羽が輪島塗にあしらわれたことで弱点を補うことができたのです。
玉虫の羽は紫外線に強く、また何でもはじく力があります。漆には指紋が残りますが、羽は指紋すらはじいてしまうのです。
輪島塗の弱点を補う玉虫の羽。双方の美しさはもちろんのこと、理にかなった組み合わせとなりました。これまで見たことのない美しい輪島塗を、ぜひご覧くださいませ。

展示予定品

展示会でご覧いただける輪島塗を一部ご紹介いたします。(展示内容は変更となる場合もございます)
玉虫の羽をふんだんに使用した輪島から、よく知られる輪島イメージの工芸品まで幅広い作品をご覧いただけます。古きよき輪島の伝統も新しい風も感じられる、そのような展示ラインナップです。

玉虫阿古陀香炉

阿古陀香炉
玉虫の羽をあしらった阿古陀形の火取香炉。美しく見えるように散りばめられた玉虫の羽も純銀のホヤ(雲海)も見事。

玉虫棗

茶道具・棗
玉虫の羽をあしらった茶道具の棗(なつめ)。内側の螺鈿は輪島の老舗蒔絵師が施したもので、大変美しい。

火取蒔絵香炉

火取香炉
表裏と情景の異なる火取香炉。輪島の伝統的な美しさに加え、玉虫・螺鈿がアクセントとなっています。

屋形船香合

屋形船香合
屋根部分を開けることのできる、一風変わった香合。船底には細かく金があしらわれており、見えないところまで美しく仕上げられた工芸品です。

阿古陀蒔絵香炉

火取香炉
これぞ輪島の美しさと感じられる、阿古陀形の火取香炉。籠目のホヤ部分は手打ちで作られ編み込まれている、大変贅沢な逸品です。

鶴亀香合

鶴亀香合
縁起物・鶴亀のペア香合。上品さ、そしてかわいらしさも感じられます。小さきものを愛でる日本人の心にすっと伝わる美しさです。

香源では日本文化を広く知っていただける場を提供いたします

昭和12年創業・お香専門店香源では、これまでお香商品の扱いを通じながら様々な日本の伝統文化に触れてまいりました。
お香も日本に古くから伝わる文化のひとつです。お香と同じように、日本の古い文化も後世に伝えるお手伝いができればと考えております。
東京・名古屋で伝統工芸の展示の場を設けたい方はぜひ一度ご相談ください。期間によっては展示スペースをお貸しできます。

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