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和ろうそくができるまで ~究極の手作り!職人さんの制作現場を見せていただきました~

和ろうそくができるまで
商品特集

 一本一本が手作りで丹精込めて作られた、究極の蝋燭です。 通常、和蝋燭の職人を目指す人は、一人前になるまで早くて 10年かかるといわれています。
香源では実店舗だけでなく、通信販売でもこだわりの職人による究極の蝋燭をご提供しております。

和ろうそくの作り方

一、芯巻き

 蝋燭の大きさによって芯の太さが変わります。竹もしくは木の串に和紙と燈芯を巻いていきます。バランスのよい巻きつけが大切で、女性の職人が多い工程です。

二、蝋つけ

 芯をつけた串を木蝋につけていきます。
一度付けた蝋を乾かした後で同じ作業を繰り返します。
こうすることで樹木の年輪のような美しい模様ができます。

三、木蝋(もくろう)練り

 熱を加えつつ、和ろうそくの原料である木蝋を棒でこねて粘りをだします。練りが甘いとひび割れしやすくなるため、熟練した技術が必要です。

四、乾燥

 木蝋をつけ終った蝋燭を自然乾燥させます。湿度や温度に常に気をくばる繊細な作業です。

五、蝋塗り 下掛け

 お湯を木蝋に加えながら素手で蝋をすくい取り、芯に塗り重ねていきます。塗った木蝋を乾燥する工程を挟みながら、これを複数回行います。

六、蝋塗り 上掛け


 下掛けしたものに上等な蝋を上塗りします。夏場の蝋塗りは室温が40度を越えることも多く、また慣れないと手に火傷を負うため大変過酷な工程です。

朱色の蝋燭はこの段階で朱蝋を掛けて仕上げます。

七、芯切り

 包丁で頭の部分を切り、火をつけるための芯を切り出します。
完成はまもなくです。

八、底落とし

 串からはずして寸法をはかり、 温めた包丁でろうそくの大きさをそろえます。

九、完成

 できあがったろうそくは、いたまないよう一本一本を丁寧に取り扱っております。通常、和ろうそくの職人を目指す人は、一人前になるまで早くて 十年かかると言われています。
 和ろうそくは、こうした昔ながらの製法で熟練した職人の手によって大切に手作りされています。

和ろうそくについて

『和ろうそく』は、すべて手作りで作ります。

 原料はすべて植物性で、い草で巻いた芯の周りに櫨(はぜ)の実を絞った蝋(木蝋)を、職人の手作業で何度も何度も塗っていきます。最後に和ろうそくの形になるように、丁寧に形を整え完成です。 このように手間暇をかけて一本一本作られているのです。

和ろうそくの『あかり』は心を落ち着かせるリズム

 ろうそくの灯りには【1/fゆらぎ】という自然界に存在する 不思議なリズムがあり、人の心を落ち着かせる効果が証明されています。
 さらに、和ろうそくは通常のろうそくよりも小刻みに揺らいでいて、まるで生きているかのようにゆらゆらと、 息継ぎをするように“ほっほっ”と瞬きながら燃えていきます。和ろうそくの生きているかのような炎の揺らめきは、とても神秘的であり、私たちの心を深く癒してくれる優しい灯りです。

油煙の少ないやさしい『和ろうそく』

 石油系のローソク(西洋ローソク)と違って煙の量が少ないので、 ご仏壇やお部屋が汚れにくいのも和ろうそくの特徴です。とてもエコロジーなろうそくなのです。

大切にこれからも残していきたい日本の伝統文化

 なにより和ろうそくを使い続けるということは、 伝統産業を守り育んでいくことにつながります。 人にも環境にも優しい和ろうそくはこれからも守るべき大切な日本の伝統文化です。
 ただ、今日では後継者不足の問題があり大変厳しい状況にあります。手作り和ろうそくをお使いいただくことは、父から子へと脈々と受け継がれてゆく、職人の技を守っていくことに繋がっていきます。

広がる和ろうそくの用途

 和ろうそくは日々のお勤めに使う方もいらっしゃいますが、月に一度の大事な月命日に使ったり、火のゆらぎがリラックス効果につながることからライフスタイルに取り入れる方も増えています。和ろうそくを大事に使い続ける方がいるからこそ日本の伝統文化を守っていくことができます。

末永くご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

手作り和ろうそくはこちらから

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