線香の作り方

線香は香原料と水とタブ粉で練り上げて作ります。
練り上げると粘土のようになり、様々な形を作ることができます。
実際に商品として販売されているような線香の成型方法とは違いますが、スティック型線香の簡単な作り方も紹介していきます。
製作に必要な材料・道具

ポイント
- 上記道具とは別に原料を混ぜる容器(ボウルや乳鉢など)とスプーンを準備しましょう。
- 風の強いところでは粉末が舞ってしまうので、風のないところで行いましょう。
- 香原料とタブ粉の割合は4:6 ~ 5:5 が基本です。
線香の作り方

香原料をひとつずつ入れ、最後にタブ粉をいれる
ひとつずつ香りを確認しながら、用意した器に香原料をいれましょう。
香原料を加える毎にまんべんなく混ぜ、その香りも確かめてみましょう。
※香原料の入れる順番に決まりはありません。

水を加える
混ぜた原料に少しずつ水を加えます。
水の分量は決まっていないため、少しずつ加えてください。
水を入れ過ぎると仕上げの乾燥の時に、すが入りやすくなります。

原料を練り上げる
始めはスプーンで押さえつけるように練り、粘土くらいの弾力が出てきたら手で空気を押し出すようにこねてください。

練り具合を確かめる
原料がまとまり、耳たぶくらいの固さになったらまとめた原料を引っ張ってみてください。
写真のような伸びが目安で弾力が感じられればOKです。

成形する(コーン型・渦巻型の場合)
生地をひねって成形します。
コーン型の場合は先端を尖らせ、小さめにつくりましょう。
平らにしてクッキー型で抜くなどしてもOKです。

成形する(スティック型の場合)
スティック型の場合は、ビニール袋を利用します。
袋に生地を入れ、棒状のもので伸ばします。
厚さは約1ミリくらいが目安です。

カッターナイフで切る
生地を伸ばしたら、段ボールの上に置き密封袋ごとカッターナイフで切ります。
線香の幅(1~2ミリ程度)に切ってください。

乾燥させる
切った生地はそのままの状態で、段ボールの上で約1週間程度乾燥させます。
他の成形した線香も段ボールの上で乾かしましょう。
※線香の形が崩れるのを防ぐため、ビニールは乾いた後にはがします。
この際に段ボールは層になっていることで乾きがよくおすすめです。
実際にメーカーさんでも乾かすのに使用されています。

完成
お線香の完成です。香炉の大きさに合わせて折って使ってください。
よくあるご質問
- 乾かすのは段ボールの上のほうがいいですか?
- 段ボールは層になっていることで乾きがよくおすすめです。
実際にメーカーさんでも乾かすのに使用されています。
- コーン型は大きく作ってはだめですか?
- 大きいほど内部が乾きにくくなります。乾いていない状態で使うと、途中で立ち消える原因にもなります。
またコーン型は下にいくほど燃える面が大きくなるため、煙が多くなります。